年月日 平成20年01月19日(土) 天候 快晴 場所 長野県諏訪市 ルート 霧ヶ峰スキー場クロスカントリーコース 歩行距離(不明`)、所要時間3時間00分(休憩時間含まず) その他 霧ヶ峰でクロスカントリースキーを体験してきました。エッジが無い、靴が固定されていない、板が細いだけで、これ程までに転ぶことになろうとは。ゲレンデスキーはそれなりに経験して上手く滑ることが出来るのに、この差は一体何だろう。クロカンの奥深い部分を知ることが出来た一日でした。
正月休みも1月の3連休も終わり、何時ものように慌しい毎日が続いている。前回の上高地から3週間近く経ったので、そろそろ山登りでも考えてみることにしよう。明後日が大寒の日の今日。何処の山も寒風吹き荒び、山道は凍てついているに違いない。それなりの山はいわゆる登山家にまかせて、素人はやはり遭難とは縁遠い山をのんびり歩くのが良いかも知れない。そこで今日は、長野県霧が峰高原でクロスカントリースキー、いわゆる「歩くスキー」を体験してみることにした。
ツアーバスは25人の参加者を乗せて7時15分に新宿を出発する。参加者が少なく且つ独りでの参加者が多いため、ほとんどが1人2席を陣取っての余裕のスタートだ。バスは双葉SAと諏訪のドライブイン「おぎのや」でトイレ休憩を取り、一路霧ヶ峰スキー場を目指す。交通渋滞も全く無く、10時半には現地に到着した。心配された天候も、これ以上は無いと言えるような快晴に恵まれ風も無い。サングラスをかけないと目をやられそうな強烈な紫外線が燦々と降り注いでいる
霧ヶ峰高原は、八ヶ岳中信高原国定公園中部にあり、長野県茅野市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町、小県郡長和町にまたがっている。主峰車山(1925m)を中心として標高1500〜1900m、東西10km・南北15kmに広がる緩やかな地形で、太平洋側気候のため積雪は多くないが、霧ヶ峰は標高1600mにあるので今日のように晴れていてもかなり寒い。
クロスカントリー用のスキー板と専用の靴とストックをレンタルし、ストレッチをやった後、インストラクターの後に続いてウォーミングアップスキーイングとなる。このスキー場自体初級者向けのゲレンデで、ほとんどが緩斜面であり、それなりにゲレンデスキーを経験してきた私にとって左程難しいとは思えない。ところがその考えが大間違いだったことに気付かされることになる。クロスカントリースキーの板の中心には歩く為に制動用の刻みが入っていて、逆に側面には制動用のエッジが付いていない。ゲレンデスキーでは難なく滑り降りられる緩斜面だが、体重移動の感覚が全く違う。エッジによる制動が効かないし、普通のスキー靴と違って踵が固定されていないため、あらぬ方向へ走ってしまい、一番簡単なボーゲンでさえ幾度と無く転ぶ。これはチョッとクロカンを甘く見ていたぞ。
太陽の照り返しと冷や汗でシャツが大分汗ばんできた。厚手のジャケットを脱ぎ、試行錯誤しながらゲレンデの最上部までどうにか登る。頂上からは360度の大パノラマとまではいかないが、絶好の天気に赤岳を主峰とする八ヶ岳から蓼科山にかけて、其々の雄々しい稜線をくっきり見ることができる。荒天の山登りが多い私にとっては久し振りの清々しいマウンテンビューだ。太陽の日差しで気温が上がったせいか、南アルプスの方角はチョッと霞んでいるのは残念だが。
時間は正午。ここで昼食となる。真っ青な空と白い雪の中、思い思いに雪上に腰を下ろし弁当を広げる。しかし、日差しは強烈だが、気温はかなり低くて手がかじかむ。余りの寒さに弁当を早々に掻き込むと、まだ出発時間では無いが、再びジャケットを羽織りスキーを履いて体を動かす。そうでもしていないと体が凍りつきそうだ。
食事時間が終わり、再びコースに戻る。インストラクターから教わったポイントを思い出しながらロングトレイルを滑る。いや私の場合「歩く」と言った方が適切かも知れない。それから先も緩斜面のアップダウンが頻繁に出現するが、相変わらずバランスを取れず転倒の連続だ。あれほど経験を積んできたゲレンデスキーのノウハウが全く通用しない現実に、だんだん自信喪失気味にさえなってきた。
午後2時半、3時間強の難行苦行は終了した。山登りとは違う筋肉に痛みが走る。さあ、早く温泉で癒すことにしよう。ツアーバスは霧ヶ峰から40分ぐらい下ると諏訪湖湖畔の温泉「片倉館」へ立ち寄る。玉砂利の敷き詰められた深さ1.1mの浴槽でゆっくり疲れを癒し、ジャグジー風呂で痛む筋肉を解して、再びバスに乗り込み東京を目指したのだった。
自信喪失気味で自宅に戻り、余りの不甲斐なさに今パンフレットで別のクロカンツアーを探している。それにしても、首の付け根が痛い。度重なる転倒で鞭打ち症になったようだ。体の様子を見つつまたリベンジをしてみよう。