みちのくの紅葉名山 栗駒山縦走登山
年月日 平成19年10月19日(金)〜20日(土)
天候 雨のち晴れのち曇り
場所 宮城県栗原市、岩手県一関市
ルート イワカガミ平→(130分)→栗駒山→(60分)→昭和湖→(60分)→須川温泉                                 歩行距離(往復6.5`)、所要時間4時間30分(休憩時間含まず) 
その他   出発の夜の思わぬ荒天に出鼻を挫かれましたが、翌朝現地に到着すると天の恵みか一転して好天に。ピークは過ぎていましたが、全山錦織り成す彩を見ることが出来ました。コースは増水の沢歩き東栗駒山コースから中央コースに変更されたものの、気持ちの良い縦走コースで、栗駒山山頂辺りから再び天気は悪化しましたが、久しぶりに景色を楽しみながらたっぷりと歩いた感じです。

詳細地図はこちらから(栗駒山荘ご提供)


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スライドショウの開始
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激しい雨に雨宿り中。幸先の悪いスタートでした。
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羽生PAでのツアーバス。土砂降りの中です。
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午前5時。登山スタート地点のイワカガミ平に到着です。雨は大分小止みになっています。
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時間が経つに連れ、東の空が明るくなってきました。
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午前6時。現地のガイドから登山上の諸注意を聞いて。
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増水の東栗駒山コースを避け、今日は中央コースを登ることになりました。
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ハゼの実でしょうか。山は全山錦色です。
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登山開始。色付いた木々の間を登ります。
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ガイドから色付く葉の違いを聞きながら小休止中です。
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足元は昨夜の雨で小川になっています。でも地盤がしっかりしているので歩き易いのです。
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振り返ると雲海の上に朝日が。雲海の下は恐らく雨でしょう。
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朝日が射してますます鮮やかになった紅葉です。
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左側が栗駒山です。正面は東栗駒山の稜線です。今回は登れなくて残念です。
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正面の山は大地森(1154m)です。現地では低い山のことを「森」と言うそうです。
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大地森から栗駒山へ雲が這い上がってきました。
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溶岩肌の荒々しい表情を見せる栗駒山です。
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栗駒山全景です。ポスターなどで見られる光景はここからのようです。
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栗駒山の紅葉をアップで。ピークは過ぎてるとは言えまだまだ鮮やかです。
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絵の具のパレットをひっくり返したような色のカクテルです。
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振り返ると後方の参加者が。甲信越地方のように周辺に高い山が無いので、見渡しても雲海しか見えません。
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私と栗駒山。雲が這い上がってきました。
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さあ、また登山開始です。ここからまだ1時間は登らないと。
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周辺の山のレクチャーを受けています。
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だんだん雲が多くなってきました。後方の大地森も雲の中です。
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あの好天があっという間に荒天に。風が出て寒くなってきました。
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山頂を前にここで小休止し、防寒対策をして再びスタートです。標識は我々が登山を断念した東栗駒山方向を指しています。
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山頂前のド急斜面な丸太の階段です。体感温度はかなり低く、カメラに付いた水滴が凍り始めています。
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山頂です。レンズ表面もかなり凍っているようです。事前にチェックしていれば良かったのですが。
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座るのも寒いので、皆さん立って休息です。
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社がありました。それなりの謂れがあり、ガイドからレクチャーを受けたのですが、メモ帳を出すのも大変で(^^;;。
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イワカガミ平から約3キロを登ってきたのですね。約2時間の行程でした。
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10分間休息しただけで下山に転じます。兎に角寒いのです。
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細い尾根道も歩きます。強風に吹き飛ばされそうです。
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ここは天狗平。周りが全く見えませんから何があるのやら。
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我々はこれから須川温泉方面に下ります。
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見えませんが、秣(まぐさ)岳という面白い名前の山がありました。謂れを調べてみたくなります。
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岩手県側の下山道は余り整備が行き届いていません。足を滑らす方がかなり居たようです。
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湖1時間も歩くとご覧の昭和湖が。ガスが噴出している危険且つ神秘的な湖(池?)です。
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強酸性の湖で、有機物が発生しないので透明度は良いのですが、生物は何も棲んでいません。
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ガスの先には剣岳という山があるらしいのですが。
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硫黄谷の強烈な硫黄臭の中を歩きます。
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岩手県側の紅葉もなかなか鮮やかです。
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途中小さな沢を渡ります。
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ここいらの紅葉はとりわけ見事でした。宮城県側とは若干趣が異なるとのガイドの説明でしたが、どう違うのか良く分かりません。
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ここの紅葉も見事でした。遊歩道のような道が見えますから、散策コースになっているようです。
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湿原の手前で小休止です。ここいらになると参加者も案外ばらけてしまっています。
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名残ヶ原の湿原を歩きます。初冬の今、高山植物の花は何も見つけることができませんでした。
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大分下ってきました。目の前に須川温泉の町並みが。
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源泉の脇を抜けて下っていきます。
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ゴールです。ガイドから最後の挨拶があり解散です。
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この温泉で汗を流しました。強酸性のヌルヌルしたお湯です。
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最後に車中で登頂証を頂きました。

 出雲大社に全国の神々が集まり、出雲以外には神様が居なくなるという旧暦の10月神無月。私のアパートの小さな窓から眺められる青空も徐々に寒々しくなり始め、真夏のコバルトブルーから淡いスカイブルーに変化してきた。文豪夏目漱石が「空狭き都に住むや神無月」と詠んだ空も多分こんな色だったに違いない。山々の木々は冬に備えてきっと葉を落とす準備に取り掛かっていることだろう。さあ、今日はそんな自然の営みを感じに、宮城県(栗原市)と秋田県(湯沢市、雄勝郡東成瀬村)と岩手県(一関市)の三県の県境にある山、栗駒山(1627m)を登ってみることにしよう。

 仕事を定時に切り上げるとアパートへ戻り身支度を整えて新宿へ急ぐ。ところが、運の悪いことに天候は西の方から崩れ始め、出掛ける頃から雨脚が強くなってきた。この分じゃ荒天の北上につれてバスツアーも同じコースを辿ることになり、おまけに北の方からはマイナス30℃の寒気団が南下してきているらしく、栗駒山頂は氷点下の気温と言う最悪の状況が考えられる。

 今回の夜行バスは横浜21時始発となる。激しい風雨が吹き付ける吹き曝しの新宿安田生命ビル前で、横浜からのバスを新宿からの参加者は雨に打たれながら待つ。横浜からのバスが到着するや否や受付も後回しにあたふたと乗り込み、栗駒山目指して22時にバスは発車する。今回の参加者は横浜からの参加者も含め44名。1席の余裕も無く満杯の状況だ。

 バスは順調に東北自動車道を走り、途中羽生PA、安達太良SA、長者原SAでトイレタイムを取ると、若柳金成ICを降り栗駒山登山のスタート地点イワカガミ平へ向かう。イワカガミ平到着はまだ真っ暗な午前5時。ここで地元ガイドの到着を待ちながら身支度を整える。天気はやや持ち直し、星も覗くような状況まで回復してきた。

 午前6時からガイドからの挨拶やレクチャーを聞きストレッチ体操をやって6時半にスタートを切る。天気は昨夜の豪雨が嘘のように回復し、麓から眺める栗駒山全山は紅葉の織り成す錦に彩られている。ただし、ガイドの判断により、今回の予定コースであった東栗駒コースは増水により断念することになり、中央コースへと変更になった。

 中央コースは東栗駒コースのようにトリッキーではなく、ほぼ直登コースである。コースは良く整備が行き届き非常に歩き易い。70分ほど登り詰めると鞍部へ出る。ここからの眺めは実に素晴らしい。ピークを過ぎたとは言え、栗駒山から大地森にかけての東斜面、東栗駒山の西斜面、そして栗駒山自らの南斜面は赤色に紅葉するナナカマドやドウダン・ミネカエデ・ヤマウルシ・ミネザクラ・ツツジ等が、そして黄色に黄葉するブナやダケカンバ・ミヤママンサク・イタヤカエデ・コシアブラ等が素晴らしい自然のコントラストを魅せている。

 その栗駒山は全国に数ある駒のつく山と同様に、駒(馬)形の雪形から名付けられたという。5月になると、南東面に飛翔する残雪の天馬が見事に浮かぶのだ。身の丈1000mにおよぶその姿は、古来より栗原地方では農事の指標にしてきたという。ちなみに、栗駒山と言う呼び名は宮城県側で、岩手県側では須川岳、秋田県側では大日岳と呼ばれている。

 山頂は鞍部から1時間ほどで立てるが、この区間が案外辛い。丸太で組んだ階段状の登山道が主となり、勾配も急でかなり息が上がる。おまけに先程まで晴れていた天気は一点俄かに掻き曇り、強風も吹き始めた。体感温度は急激に下がり始め、今まで脱いでいた防寒ジャンバーを再び羽織る。

 山頂はぶ厚い雲に覆われ、強風が吹き荒んでいる。眼鏡やカメラのレンズに付着した水滴が凍ってしまうほどだ。当初はここで弁当を広げる予定だったが、眺望も無い上、堪えられない寒さのため急遽予定変更して10分ほど休むと腰を挙げ下山することにする。

 下山は岩手県側に降りる。岩手県側の登山道は案外荒れている。細い登山道は至る所でえぐれ深い水溜りが出来且つ岩がゴロゴロしている。其々が細心の注意で下るが、それでも何度か転倒する参加者も居たようだ。

 小一時間ほど歩いて平坦部へ出ると、そこにはコバルトブルーの水を湛えた昭和湖がある。湖と言うには余りにも小さすぎて池のような感じだが、昭和19年の噴火の後に出来た湖らしく、淡い青緑色はどこか神秘的でさえある。強い酸性の水のため魚さえも棲んでいないという。

 強い硫黄臭のする硫黄谷を右手に先を急ぐと、名残ヶ原の湿原に着く。尾瀬とは比べようも無く小さい湿原だが、ここは小さいながらも高山植物の宝庫で、季節ごとに色とりどりの植物を目にすることが出来るという。季節は初冬。花の無い草紅葉の茶色の絨毯が続いているだけである。

 さあ、山頂から約2時間。目の前に須川温泉の建物が見えてきた。もうもうたる源泉の湯気の中を下るとゴールである。ここでガイドにお礼と別れを告げ須川温泉で汗を流すことになる。ここの湯は全国的にも珍しいPH2.2という強酸性の湯で、皮ふ病や婦人病などに効能があるらしく、皮ふに染み込むような刺激が感じられて私は好きだが、如何せん流し湯が出ないのは人気の温泉だけに少々頂けない。

 温泉を出ると出発は午後1時。東京まで7時間程度掛かるから致し方ないが、まだお昼に帰路に付くなど、どことなくリズム感が狂うものだ。それが証拠に帰りの車中の缶チューハイを何本買えば良いのか迷ってしまったほどだ(笑)。

 さて、今回は大雨の北上に伴って半ば諦めていた栗駒山の紅葉だが、天の恵みか僅か1時間程度ではあったが、くっきりとした青空の下色とりどりの紅葉が見れたのは幸いであった。やはり山は早朝に限る。夜行日帰りバスは、目的地が遠方で且つ交代運転手2名が乗り合わせるため概して料金が高い。そのため今まで敬遠してきたが、美しい山並みを見るために折を見て出かけることにしてみたい。

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