花のトンネルと北アルプスの大展望
光城山から長峰山
年月日 平成19年4月28日(土)
天候 曇り時々雨若しくは晴れ
場所 長野県安曇野市
ルート 光城山登山口→(40分)→光城山→(30分)→長峰山→(20分)→長峰荘(入浴)                   
歩行距離(6.0キロ)、所要時間(3.0時間 休憩時間含まず)      
その他 「光城山の中腹に植えられた約1700本のソメイヨシノが毎年4月中旬から下旬にかけて一斉に花を咲かせ、登山道はさながら桜の回廊と化します。北アルプスと安曇野を一望できる光城山と長峰山は両方とも海抜950メートル以下の低山ですが、山頂付近は花見客で賑わっています。」というのが観光キャッチフレーズですが、この日は天気が急変し雷鳴も轟く荒天になってしまいました。売りの桜の花も概ね葉桜と化していて、北アルプスの山並みもぶ厚い雲の中という残念な結果となりましたが、辛うじて安曇野の美しい田園風景が眺められたのがせめてもの救いとなりました。

詳細地図はこちらから(長野県山岳ガイドHP様ご提供)


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スライドショウの開始
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連休のせいでしょうか、今日の都庁地下駐車場には何時もより多くのツアー客が。
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前にもお世話になった、このイエロープードルマークのバスで出かけます。
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双葉SAで最初のトイレ休憩を。
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梓川SAで2度目のトイレ休憩を。
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住宅街の中からいきなり登山口が。
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さあ、スタートします。雷がゴロゴロ、風がピューピュー、雨がパラパラの中のスタートです。
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これは何と言う植物でしょうか。どうも山野草ではなさそうです。
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売りの桜は大半が葉桜でしたが。
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大粒の雨に変わってきました。道端で雨具に着替える方々です。
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この老夫婦は引き返す相談をされていました。
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ムスカリの花です。これも山野草ではないですね。
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雨に濡れた花びらが綺麗でした。
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ドウダンツツジの花です。
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桜のトンネルですが、満開はとっくに過ぎてチョッと寒々しい感じです。
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この花びらも雨に濡れて綺麗でした。
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逆光で狙ってみました。
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さあ、あれが光城山の頂上です。
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晴れていれば、ご覧の大パノラマが見えるはずでした。
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ところがどっこい。北アルプスは鉛色の雲の中です。
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でも、雨上がりでないと醸し出せない雰囲気ってありますよね。
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安曇野の田園風景に桜を配して。
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鹿島槍ヶ岳方面だと思われます。
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光城山山頂です。
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小峯神社の社がありました。
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長峰山に続く舗装道路です。
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レンゲソウです。種類は余りに多くて良く分かりません。
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この桜も綺麗でした。特に葉に味わいがありました。
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右側に行きます。雨が止んで気持ちの良いウォーキングです。
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林業関係の車しか通らず、静かな林道歩きです。
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ここにはレンゲソウの群生が。
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ヤマブキの花も満開を迎えていました。
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さあ、左に向かいます。
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道すがら北アルプス方面を眺めてみましたが、相変わらず雲の中です。
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これは今は盛りと咲いていたツツジの花です。
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ビッシリと満開の花を付けた桜の木が1本ありました。
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長峰山森林体験交流センター「天平の森」です。時間が無かったので素通りです。
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さあ、ここから長峰山に登ります。
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そうは見えませんが、案外勾配のきつい階段なのです。
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♪白樺青空南風〜、コブシ咲くあの丘北国のああ北国の春〜。
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長峰山山頂です。二等三角点がありました。
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ご覧のようなモニュメントが。人間の形のようでもありますね。
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先程までの雨が嘘のように晴れ渡っています。ただし、北アルプス上空を除いては。
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幼い頃を思い出します。人間の原風景かも知れませんね。
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水田の水が陽に映えて綺麗です。
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塩漬けの桜の花入りご飯。美味しかったです。
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辛うじて見えるあの富士山のような山容の山は、信濃富士(有明山)かも知れません。
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日向ぼっこするにはチョッと風が冷たくて。
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安曇野の田園風景をUPで。
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さあ、そろそろ下山しましょう。
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ウグイスカズラの花のようです。
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下山は皆さん駆けるように早足です。
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丁度この日はJR東日本の「駅からハイキング」も開催されていました。グリーンのジャンバーのお嬢さんはそちらのスタッフです。
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一瞬「常念岳(2857m.)」の一部分が姿を現しました。
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長峰荘に到着です。さあ、温泉で汗を流します。
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風呂上りに眺めてもやっぱり雲の中です。
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しかし一瞬雲が切れて、恐らく「大天井岳(2921m.)」だと思われます。

 関東では桜は既に葉桜となり、季節はもうツツジやサツキの季節に移り変わっているが、桜は昔から日本人にこよなく愛される花の一つであることに変わりは無い。詠み人は定かでは無いが「花は桜木、人は武士、柱は檜、魚は鯛、小袖は紅葉、花はみよしの」と、各分野の優れたものを古人はこう歌に詠んでいる。「花は桜木、人は武士」の「花」の語句は桜の代名詞としても使われ、桜の花の散り際が潔いように、「武士」たるもの何時でも何処でも潔く死ねる覚悟がなくてはならない、という日本人特有の精神論を表す言葉として有名である。吉田松陰や幕末の志士、そして軍隊、特に特攻隊に受け継がれてきた自己犠牲を美化する言葉のようである。特にその言葉に拘りがあるわけでは無いが、これから桜が満開を迎えるという長野県の「光城山(ひかりじょうやま)」と「長峰山」を連休第一弾として潔く(?)登ってみることにする。山頂から眺められる美しい北アルプスと安曇野の風景も楽しみである。

 バスは31名の参加者を乗せて8時に新宿を出発する。ゴールデンウィークの最初の土曜日にこんなに遅く出発して、果たして大渋滞に巻き込まれはしまいかとかなり心配したが、それがまるで他人事のようにバスは順調に中央高速をひた走る。天気は左程悪くはないが、この季節特有の春霞がかかって遠望が利かず、楽しみだった車窓からの南アルプスの山並みを拝めないのは残念だ。ところが行程の中盤、長坂ICを過ぎる辺りからいきなりバスのワイパーが動き出した。雨だ!。天気が急変し大粒の雨が降り出したのだ。またもや不運な雨中の山登りになりそうで少々憂鬱になる。バスは豊科ICを降りると国道19号線を光城山登山口へ向かう。

 登山口着は11時40分。駐車場でストレッチをやった後スタートを切る。今回は光城山と長峰山を登り、バスの出発時刻午後3時45分までに麓の温泉宿「長峰荘」に下山できれば良いという、添乗員が先導しないフリーな山登りとなる。ところが、足を進めるに従って一旦上がっていた雨が大粒になってまた降り出し、併せてかなり強い風も吹き始めた。おまけに腹の底から響く不気味な雷鳴まで轟き始めたのだ。登山道は左程急ではないが、砂礫の歩き辛い山道が長い距離続き、夏の服装であっても雨具の蒸し暑さでかなりの汗が噴出す。余りもの天候の急変に、途中で引き返す参加者も出る始末だ。雨、風、雷、そして噴出す汗に難儀しつつも、どうにか50分かけて光城山の山頂へ到着する。

 今回の山登りの売りは、何と言っても「約1700本のソメイヨシノが麓から山頂へと咲き上がり、山頂付近からは北アルプス、眼下には安曇野が一望できる」という謳い文句だ。ところが見回してみると桜は既に大半が葉桜で、北アルプスの山並みも鉛色の雲の中では何とも始末が悪い。しかし、そんな状況下、眼下には人間の原風景のような安曇野の美しい田園風景が眺められ、甚く感動させられる。安曇野は日本のいつか見た懐かしい情景、素なるものを今に残す北アルプスの山麓に広がるのどかな田園地帯である。ココロとカラダ、地球にやさしいスローライフ、田舎暮らし、そして自然回帰を目指す人々が増えている昨今、私も退職したらこんな所に住んでみたいものだと真剣に考えてしまう。

 山頂で数十枚シャッターを切ると、光城山を後に長峰山に向かう。光城山が標高911m、長峰山が標高933mのため、長峰山へ向かう林道は起伏も少なく歩き易い。ものの40分も情景を楽しみながら歩けば長峰山の山頂に着く。山頂からは、相変わらず鉛色の雲の中の北アルプスと安曇野の田園風景しか眺められないが、暖かい日差しも射してきて実に気持ちが良い。この山頂からの眺めを「残したい静けさ、美しさ」と絶賛したのはあの作家の川端康成、井上靖、日本画家の東山魁夷である。昭和45年5月に彼らがこの地を一同に訪れ、この地からの眺めをこう絶賛したらしい。確かに眼下の安曇野には、水を張った水田が鏡のようにキラキラと輝いていて実に美しい。これに残雪の北アルプスの山並みが眺められれば最高の情景に違いない。

 安曇野の田園風景を眺めながら弁当を広げる。春の弁当らしく塩漬けの桜の花びらが入った桜色のご飯が実に美味い。安曇野の風景が美味しさに彩を添えている。食事を終え、暫し山頂からの眺めを楽しむが、長峰荘に時間までに下山するにはここを2時頃に出発しなくてはならない。北アルプスの雲が切れることを期待して暫し山頂で過ごすが、結局最後まで雲は切れることなく、時間が来たので腰を上げ下山することにした。

 下山路は案外急で長丁場の歩きとなる。しかし、特に難儀する何も無く約40分かけて長峰荘まで駆け下る。長峰荘は安曇野の高台に立つ町営の温泉宿で、通常であれば鹿島槍ヶ岳や常念岳など北アルプスの山並みの眺望が楽しめるのだが、今日の空模様では土台無理である。北アルプスの眺めは諦め、温泉でのんびり汗を流した後、ロビーのソファーに深々と腰を下ろし、ゆっくりと缶チューハイで山歩きの疲れを癒したのだった。ところで、併せて車中で飲むあと2缶を購入しバスに乗り込んだことを申し添えておきたい(笑)。

 あれほど晴天続きだった天候が今日になって急変し、強い雨が降ったり止んだり、時には陽も射したりで目まぐるしく変わる天気だった。帰ってからニュースで知ったのだが、今日の関東甲信地方には、上空に強い寒気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、関東甲信地方、伊豆諸島では広い範囲で雷が発生したらしい。怒っても仕方ないが、何時登っても素直にアルプスの勇壮な山並みを見せてくれない気紛れお天気君には困ったものだ(笑)。

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