伊東宇佐美の石切場・刻印石めぐりとマリンタウンコース
年月日 2006/12/09(土)
天候
場所 静岡県伊東市宇佐美
ルート 城宿バス停→(20分)→分岐→(30分)→給水タンク→(45分)→ナコウ山→(10分)→田の刻印石→(15分)→砂防ダム→(20分)→比波預天神社→(60分)→伊東マリンタウン                                 歩行距離(8.0`)、所要時間3時間00分(休憩時間含まず)
その他  静岡県伊東市宇佐美地区には、400年前に江戸城の石垣に使う大量の石を切り出した「石切場」が幾つも残っていてハイキングコースにもなっています。今日はそんな「伊東宇佐美の石切場・刻印石めぐりとマリンタウンコース」を歩いてみました。しかし、氷雨の降り続く生憎の空模様で、足早に通り過ぎるだけになったのは残念です。コースは急傾斜の舗装道路が長距離続き、山道に入ってからも険しさが増し相応に難儀します。思ったほどの数の刻印石の遺構には出会えませんでしたが、晴れた日ならジックリ探してみるのも良いかも知れません。

詳細地図はこちらから(伊豆ネット提供)


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スライドショウの開始
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朝マック中。マックは朝早くからやっているので重宝しています。
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このバスで出発します。冷たい雨が降り続いています。
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参加者が集まらないため、後部座席はがら空き。私は後ろでのんびりと。
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宇佐美に着きました。完全武装で皆さん出陣です。
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国道135号線を渡って。前は相模灘です。
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サーフィンをやってる若者がいました。
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烏川の川岸にはセンニチソウの群生が。
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さあ、ここからが勾配の急な住宅街の中の道です。
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比波預(ひはよ)神社の脇を抜けます。
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あの山が「ナコウ山」です。重労働に嘆く石工の言葉が語源になっているようです。
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急勾配の舗装道路の連続はかなり堪えます。
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さあ、山道に入っていきます。
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落葉が積もって歩き易いですが、急勾配が至る所に。
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これは刻印石を割る際にクサビとして使われた石らしいのです。
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山道の整備は余り行き届いていません。
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一歩一歩着実に登っていきます。
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ナコウ山と離山との分岐点です。
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ここからが石切場のコースになりますが、思ったほど遺構は多くないようです。
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何故か、ここいらの樹木は大半が伐採されていました。
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ナコウ山山頂直下の羽柴越中守石切場跡です。
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これが有名なその石です。羽柴越中守石場と彫ってあるのですが。
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地元ボランティアの方から説明を受けます。
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相模灘も宇佐美の町も何も見えません。
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さあ下ります。足元に注意して。
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田の刻印石というのがありました。
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「田」という文字が刻んであるらしいのですが、風化が激しいようです。
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一筋縄ではない悪路(写真上部)を下って一休みします。
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その間に皆さんはどんどん下って行きます。
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後はポツネンと一人で歩いています。
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山里の家並みが見えてきました。
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ここは砂防ダム。宇佐美まで後20分です。
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砂防ダムを下ります。丸太の階段は滑りやすいのです。
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舗装道路に飛び出しました。後は楽勝です。
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比波預(ひはよ)神社のホルトの木です。初めて聞く名前です。
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なるほど、そんな木なんですね。
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さあ、スタート地点に戻ってきました。でもゴールはあの建物の先です。
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若者は何時の世も元気ですね。冷たそう〜。
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目印のホテル「サンハトヤ」が大分近づいてきました。
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ゴールまで後1.2`。頑張りましょう!。
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CMで有名な「サンハトヤ」です。温泉に入りたかった〜。
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さあ、道の駅「伊東マリンタウン」に着きました。
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スタートから3時間後のゴールとなりました。
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そうは見えませんが、横殴りの雨が降っています。左側のバスで小田原駅まで帰ります。
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これは帰りのロマンスカーの車中です。定番の飲み物とつまみです。

 静岡県伊東市宇佐美地区には、400年前に江戸城の石垣に使う大量の石を切り出した「石切場」が幾つも残っている。家康が関ヶ原の戦いに勝って江戸が天下の中心となるにつれ、彼は江戸に壮大な城を築いた。その基礎となる石垣用の石の大部分は慶長10年(1605)から始まる30数年の間に、何回にも渡って全国の大名に命じて石を切り出させ伊豆から運ばせたのである。採石された石には大名の印である「刻印」が刻み付けられる事が多く、この石を「刻印石」と称している。今日はそんな「刻印石」が数多く残る「伊東宇佐美の石切場・刻印石めぐりとマリンタウンコース」を、小田急電鉄のイベントで歩いてみることにした。

 と、意気込んではみたものの、最近、平地のウォーキングの時は快晴、眺めの良い山登りの時は雨と、どうもタイミングが良くない。如何にも自分の生き様を象徴しているかのようで少々ナイーブになるが、まあ、自然の成り行きにぼやいても仕方が無いので、雨模様の今日も気持ちよく登ってみることにしよう。

 品川駅5時10分発の東海道線でスタート地点の小田原へ向かう。小田原着は6時21分。駅前のマックで朝食を取り、受付を済ませ、主催者が設えたバスに乗り込む。雨脚が強く、JR藤沢駅で人身事故があった影響で受付をする人数はかなり少ない。私の乗った1号車は僅か18名を乗せて一足先に宇佐美に向けて出発する。後でスタッフに聞いた話だが、通常ならバス10台、500人の大デレゲーションとなるはずであったが、今回は雨に祟られ総勢47名、バス4台の小規模なものとなったらしい。ただし、その分車中でゆっくり足を伸ばして座れたのだが。

 バスは宇佐美海岸の城宿バス停に到着する。本降りの氷雨と強風で体感温度はかなり低く、夫々が完全武装の出で立ちでスタートを切る。国道135号線を渡り、暫く住宅街の中を歩く。千年以上の歴史があるという「比波預(ひはよ)神社」を過ぎる辺りから、住宅街の中の相当に急勾配の生活道路となってくる。完全武装の出で立ちが裏目に出て、体中から汗が流れ落ちる。

 道は住宅街を外れ、いつしか勾配の急な山道に入っていくが、落葉がかなり堆積しているので、舗装道路よりはずっと歩き易い。これから我々が目指している「ナコウ山」は標高は僅か352.7bしかないのだが、海岸線から登り詰める訳だから、その標高差は約350bと、なかなか侮れない山のようだ。案の定、息が上がり幾度と無く休憩を取りながら登る。それでもゆっくりとした速度で一歩一歩山頂を目指す。雨具の外は激しい雨、雨具の中は汗みどろ。雨具を脱ぐわけにもいかず、ただただ我慢の山登りとなる。

 ほぼ1時間半程度登った頃、ナコウ山山頂直下の石切場遺跡に着く。ここには「羽柴越中守石場(はしばえっちゅうのかみいしば)」とはっきり刻まれた見事な標石があり、雨の中待って頂いていた地元ボランティアの方々から刻印石について説明を受ける。羽柴越中守とは細川忠興(ほそかわただおき)のことで、足利義昭、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と、時の有力者に仕えて、現在まで続く細川氏の基礎を築いた人物である。夫人はキリスト教の熱心な信者であったガラシャ夫人(明智光秀の3女・玉子)で有名である。雨の中、暫し家康と助役大名の力関係と歴史の重みに想いを巡らす。

 遺跡から登ること数分のナコウ山山頂からは、天気が良ければ熱海、相模湾、丹沢大山などが望めるが、今日は当然無理であるので諦め下山を開始する。雨脚は衰えるどころかますます激しさを増し、下山路は救いようも無いほどの悪路になっている。今日は低山と侮って登山靴では無く、ハイキングシューズにしたのがまずかったようだ。制動能力の悪いハイキングシューズでの下山は、転ぶは滑るはで悪戦苦闘の30分間であった。

 砂防ダムを過ぎると再び山里の舗装道路歩きとなる。住宅街を抜け、「比波預(ひはよ)神社」を右に見て暫く歩くと道は再びスタート地点へ戻ることになる。通常はスタート地点まで戻ればそこがゴールとなるところだが、豈図らんやここはゴールではない。遥か3`先の道の駅「伊東マリンタウン」がゴールなのである。

 よくよく小田急電鉄さんはタイアップがお好きなようで、今年4月29日の「沼津アルプス鷲頭山と沼津港コース」の時も地元漁協とのタイアップで遥か5`も先の漁協即売所をゴールにしている。今回の道の駅「伊東マリンタウン」とのタイアップも企業の営業戦略の一つとして理解できるので別に非難する気も無いが、氷雨の中のロングウォーキングはちと辛い。

 それからは相模灘を左手に、国道135号線を猛スピードで行き交う車を右手に見て、氷雨の中を黙々とゴールを目指す。目の前には「伊東に行くならハトヤ〜♪」のCMで有名なホテル「サンハトヤ」の建物が常時見られ、冷え切った体に温かい温泉の湯気が目に浮かぶ。

 彼此50分位歩いたであろうか、やっとのことで道の駅「伊東マリンタウン」の受付にゴールする。横殴りの雨にもかかわらず、マリンタウン内は車で訪れた観光客で溢れ返っており、私もゆっくりと見物と買い物でもしたかったが、ずぶ濡れの私に対する冷ややかな周りの視線が感じられたので、早々に帰りのバスに飛び乗ることにした。小田原着は午後2時。小田原からは久しぶりに小田急ロマンスカーで帰ることとし、缶チューハイとつまみを買い込んで、午後3時6分車中の人となった。

 今回の山歩きは何と言っても雨に祟られたことが残念でならないが、戦国の世の歴史の一端を垣間見ることができたのは収穫であった。惜しむらくは、激しい雨を被ってデジカメの調子が悪く、おまけに光量不足で粒子の荒い写真になっているところはどうかご容赦願いたい。

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