年月日 2006/11/11(土) 天候 雨 場所 山梨県山中湖村 ルート 石割山登山口→(15分)→東屋→(30分)→石割神社→(20分)→石割山→(40分)→平尾山→(60分)→平尾山登山口 歩行距離(往復6.0`)、所要時間3時間00分(休憩時間含まず) その他 石割山は山中湖畔でもっとも高い山で、登山口付近の標高が約1070b、目指す石割山の山頂が1413bなので、標高差340b余りのかなり急峻なコースになっています。特に石割山の8合目に建っている石割神社から山頂までが頑張りどころです。ところがこの日は生憎の雨。山中湖を挟んで対岸に見えるはずの雄大な富士山もすっぽりとぶ厚い雲の中です。のんびりと山頂で風景を眺める余裕も無く、平尾山を経由し早々と下山しました。早目に切り上げた時間は地元「石割の湯」でゆっくりと疲れを癒す時間に費やしました。
数ヶ月前までの猛暑の山歩きが嘘のように、11月7日の立冬を過ぎ高山からは雪の便りが聞こえるようになってきた。それと同時にあれほど満載だった高山の登頂を目指すトレッキングツアーも姿を消し始め、今やそのステージもほぼ関東近県の低山歩きまで南下してきた。仕事の関係で忙しくほぼ1ヶ月振りの山歩きになるが、今日は山梨県東部の道志川流域に連なる道志山塊の山「石割山」(1413b)を登ってみることにした。
ツアーバスは参加者18名を乗せて7時半に新宿を出発する。昨日の晴天が嘘のような曇天で、バスのフロントガラスにはポツリポツリと雨粒が痕跡を残し始めた。バスは登山口のある石割神社鳥居前の駐車場に9時半に到着する。小降りだった雨もこの頃から大粒の本格的な雨に変り、全員が雨具を着けてのスタートとなった。登山口からはいきなり石割神社本殿に続く400段もの長い石段から始まる。ところが今回も随所で立ち止まって山岳ガイドから草花に関するレクチャーを受けながら登るので余り長さや疲れを感じない。
石段を登り終わり東屋のある富士見平で最初の休憩を取る。雨脚はますます強くなり、東屋の軒先からは雨だれがまるで幾筋もの滝のように流れ落ちている。煙草を1本燻らせると腰を上げ石割神社本殿に続くゆるやかな参道を進む。参道から眺められる石割山南斜面はまだまだ紅葉が鮮やかで、しっとりと雨に濡れた落ち着いた色の紅葉が楽しめる。
石割神社は神社の傍にある巨大な岩が「石」という字の形に割られているところから、この岩をご神体としたと伝えられていて、この巨岩の隙間を時計回りに3回くぐると無病息災のご利益があると伝えられている。私もその言葉通り3回くぐってみたが、かなり狭い隙間で些かお腹がつかえた気がしたのは気のせいだろうか。
石割神社での小休止の後、山頂へ向かう最後の歩きとなる。段差の激しいぬかるんだ登山道がかなり長く続くが、それでも30分ほどで石割山の山頂へ飛び出す。天気が良ければ広い草地になっている山頂からは眼下に山中湖、正面の丘陵の上に偉容のある富士山、西に目をやると三ツ峠の向こうの南アルプス、その右には奥秩父の山々まで見渡すことができるのだが、如何せんこの悪天候では全てが乳白色のベールの中である。
ここで昼食タイムとなるが、小降りにはなってきたとは言え雨の中での昼食は辛いものがある。少々雨水を吸ったコンビニおにぎりを急いで頬張り終えると、眼前に富士山が姿を見せることを期待してカメラを構えて待つ。雨脚は大分弱まってきたが、風が出てきて汗と雨で濡れた体には寒い。雲の流れは早く、あと僅かでシャッターチャンスの線まで雲が切れるのだが、どうしても富士山を覆っている巨大な雲は切れず、結局最後までぶ厚い雲の中から姿を現すことはなかった。
富士山も見えないので長居は無用、休憩時間を早目に切り上げて次の目的地「平尾山」(1318b)に向かう。石割山のドロドロの急斜面を足を滑らせないように注意して下ると、暫くはなだらかな稜線歩きとなる。「平尾山」山頂は天気が良ければ富士山の最高のロケーションで人気があるのだが、こんな日は誰からも相手にされず、些か寂しげな雰囲気が感じられるのは何とも哀れだ。
ここも長居は無用、すぐさま踵を返して下山に転じる。平尾山からは、もと来た道を平尾峠の分岐点まで戻って、平野方面に向かって降りる。山腹を巻くようにぬかるんだ道が続き、40分も下ると平尾集落と石割神社登山口に別れるY字路に出る。我々は些か急斜面である左手の石割神社登山口を目指して下る。ゴールはもう直ぐだ。
スタートしてから4時間後の13時30分に左程の疲れも無くバスの待つ石割神社登山口にゴールした。雨もほぼ上がり、濡れた衣服を着替えると、温泉で汗を流すべく「石割の湯」へバスで向かう。今回は予定より早く下山できたため、何時もより30分長い1時間半の温泉タイムを過し、3時半に東京へ向かって帰路に付いたのだった。
ところで、約1ヶ月ぶりの山歩きであったが、コンスタントに歩いていないと如何に脚力が衰えるかを今回は身をもって体験できた。というのは、実は登山中至る所でいわゆる「腓(こむら)返り」が頻発し、歩行に難儀するシーンが多かったからだ。他の参加者に迷惑をかけないよう、痛みを堪えながら歩くのも辛いが、痛みが何時襲ってくるか分らない状況が続くのも嫌なものだ。来週の山歩きは大丈夫だろうか。些か心配な私である。