志賀高原「四十八池」から「大沼池」トレッキング
年月日 2006/08/26(土)
天候 晴れ時々曇り
場所 長野県下高井郡山ノ内町志賀高原
ルート 志賀高原・熊の湯前→(20分)→渋池→(45分)→四十八池湿原→(40分)→大沼池→(85分)→清水公園                                 歩行距離(片道8.1`)、所要時間3時間(休憩時間含まず)
その他 初めて参加したクラブツーリズムの志賀高原トレッキングツアー。高山のような難しい岩場や鎖場も無く、しかし。それなりの急登では汗をたっぷり掻いて山登りの雰囲気も味わえます。湿原の花々や美しい湖と自然の景観に癒される素晴らしいコースです。ただ、旅を楽しくするのはそれだけではありません。今回はバスの運転手さんと添乗員さんの気配りと軽妙な話術が、それ以上に私の旅を楽しくさせてくれたのは言うまでもありません。

詳細地図はこちらから(志賀高原プリンスホテル提供)


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スライドショウの開始
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新宿西口10号線高架下都庁大型バス駐車場です。一つの掲示物が一つのツアーの受付です。
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添乗員さんの諸注意を拝聴して。素敵な笑顔の彼女でした。
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ドライブインにて。
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真面目で人の良い運転手さんと添乗員さん。この若い二人が、これから先、車中を和ませてくれます。
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熊の湯温泉に着きました。さあ、今から準備体操です。
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さあ、登ります。沿道にはヤナギランが花盛りでした。
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冬はスキー場ですから道幅は広いのです。
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ヤマハハコは至る所で密集して咲いていました。
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秋の定番ノアザミです。
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シモツケソウも花盛りでした。
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前山湿原を目指して登ります。
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遠くに見えるのはリフト下り場。中にはこのリフトで上って来た参加者も若干ありました。
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オヤマリンドウも鮮やかなブルーで。
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小さな前山湿原を抜けると渋池に道は続いています。遠くに志賀山が望めます。
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小さな前山湿原です。やや乾燥化が進んでササが侵入し始めています。
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5分ほど歩くと渋池が見えてきました。対面の山は横手山です。
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浮島が点在する小さな池です。浮島の上にはモウセンゴケが。
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貴重な自然遺産は末永く残して行きたいものです。
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四十八池に向かいます、陽樹と陰樹の関係は具体的に良く分りませんでした。
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途中で道が分岐します。左は志賀山へ。我々は右の四十八池へ。
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木々の間から志賀山が望めます。
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渋池から45分くらい登ると、木々の間から四十八池が見えるようになってきます。
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ここが四十八池湿原です。時は丁度お昼時。数多くのグループがお弁当を広げていました。
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左程大きな湿原ではありませんが、それでも癒される空間です。前には裏志賀山が鎮座しています。
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ウメバチソウの花です。
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大小60もの池が点在しているそうですが、何故だか呼び名は四十八池です。
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湿地と言うものはどうして心が落ち着くのでしょうか。
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イワショウブの花です。
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モウセンゴケも密生していました。
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ここにもオヤマリンドウが。
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紅葉の季節には草紅葉できっと綺麗なことでしょう。
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木道沿いの休憩ポイントで昼食を取ります。気持ちの良い抜けるような青空です。
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長野の名物が入ったおにぎりです。やはり山登りはおにぎりに限ります。
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志賀山神社の鳥居を直進すると志賀山へ。我々は右手の大沼池方面へ進みます。
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大沼池方面はやや道が荒れてきます。
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木々の間から大沼池が俯瞰できます。
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モミジカラマツのようです。
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さあここからは700段の下りになります。
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後で聞いた話ですが、ここで熊に遭遇した参加者が居たそうです。
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大沼池が近づいてきました。
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途中、大蛇と黒姫との悲恋伝承を伝える大蛇神社に寄り道を。
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大蛇神社の鳥居です。心痛の大蛇の心を鎮めるため鳥居は湖側を向いています。
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さあ、大沼池湖畔のロッジに到着しました。
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静かな湖面と志賀山です。
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ここからだと余り湖面の色は分りません。
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ヤマトリカブトの花です。
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高台に上るとコバルトブルーの色が際立ちます。
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日光が射すとまるで絵の具のブルーのようです。
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対岸に先程の大蛇神社の鳥居が。
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湖畔を廻ると木々の間からコバルトブルー、いやエメラルドグリーンの湖面が見えます。
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大沼池の最西端池尻です。透明度が良く美しい湖なのですが、生物が棲息していないのは逆に不気味です。
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さあ、ここからはゴールの清水口を目指して長丁場のウォーキングです。
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シモツケソウには至る所でアサギマダラが蜜を吸っていました。渡りをする珍しい蝶です。
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途中で小休止を。青い空と白い雲、そして緑の木々と澄んだ空気。胸いっぱい深呼吸を。
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再びアサギマダラです。今回はコンパクトデジカメにしたので、これ以上望遠が利きません。
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ミヤマウツボグサの花です。
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このショウマの類は似たものが多く、良く名前が分かりません。
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さあ、コースの終端です。大きな街道に出ます。
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途中、銘水の流れ落ちる水場がありました。大量に汲みに来た車が列を成していました。
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私も手にとって飲んでみました。兎に角冷たくて火照った体に美味しかったです。
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あ、ここにはギンボシヒョウモンが。
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予定より1時間も早く着いてしまいました。運転手さんと雑談していたら、撮って上げましょうということで。
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途中のドライブインで名物の馬肉ハムと缶チューハイを購入して。毛むくじゃらの足でごめんんなさい。
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午後8時半新宿に帰り着きました。運転手さんと添乗員さん本当にありがとう。再会を心待ちにしています。

 不夜城新宿のファーストフード店に入る。早朝5時半だというのにほぼ満席だ。客層は遊び疲れた若者と深夜勤明けの労働者が大半で、食事をしているのはごく僅かだ。大半は背もたれにもたれ掛かったりテーブルに突っ伏して眠りこけていて、さながらここが疲れた都会人の仮眠の場所と化している。新宿独特の垣根の無い雰囲気を感じながら私は朝食を取る。今日はC社のバスツアー「志賀高原の池めぐり代表コース志賀・四十八池から大沼池」だ。昨夜降った雨であろうか、道路はうっすらと濡れているが、今後天気が大きく崩れる心配は無さそうだ。出発は7時。さあ、早目に食事を済ませて集合場所に急ぐことにしよう。

 集合場所は都庁地下の大駐車場だ。到着すると、幾つものツアーが所狭しと受付を開始していて、まずはその数に圧倒される。集合しているのは大半が私のような中高年である。中高年の山歩きがブームと言われて久しいが、そのエネルギーとツアーの多さに改めて感心する。

 受付を済ませ、大型バスに乗り込むと丁度7時に新宿を出発する。今日の参加者は46名。かなり人気の高いツアーのようだ。関越道に乗るまでは渋滞で若干もたもたしたが、高速に乗ると途中2回ほどトイレ休憩を取りながらほぼ順調に長野方面に向かう。

 ところで、初めて参加したC社のバスツアーだが、これがなかなかグッドである。同乗した添乗員さんは商売もなかなか上手く、車中でタイアップしている長野のドライブインの商品を販売したり、C社オリジナル商品なども即売するなど、なかなか如才が無く飽きさせない。外連味の無い彼女の可愛さに負けて、かく言う私も一品購入してしまったのだが(^^;;)。そんな彼女のCSに長けた話法と気配りで車中飽きることなく楽しく現地まで赴くことができた。話は横道に逸れるが、願わくば彼女のような社員を我社も欲しいものである。

 さて、バスは11時半にスタート地点である志賀高原熊の湯温泉に着く。標高1695b地点の熊の湯は雲は多いものの、雲間からは抜けるような青空が覗いており、太陽は射しているが下界の猛暑が嘘のような涼しさだ。全員で準備体操を済ませ、いざスタートを切る。

 いきなり急勾配で始まるが、15分も汗を流せばそれとは気付かぬ小さな前山湿原に出る。この湿原も例外ではなく、乾燥化が進んでいるのは憂うべきで、行政の早急な手立てを期待したい。更に前山湿原からは5分で渋池に着く。渋池は古代からの何回もの志賀山の火山活動の末にできた池で、池越しには横手山(2305b)が眺められ、高層湿原特有の浮島が池の中に漂っている。

 更に渋池から四十八池湿原までは鬱蒼とした森の中を歩く。パンフによると、ここでは陽樹と陰樹の共存関係を観察して下さいとなっているが、そもそもその言葉の意味すら分らない。要するに多くの光が必要で燃費は悪いが早い生長で勝負する陽樹と、耐陰性が高く省エネ型の生長で勝負する陰樹が、この森ではどういう風にお互い共存しながら生き長らえているのか観察してくださいとの事らしいが、何が陽樹でどれが陰樹かも分らないままでは如何ともし難い。いま少し勉強してから観察することにし先を急ぐ。

 45分ほど森の中を歩くと急に目の前が開け四十八池湿原に着く。四十八池湿原は長野県の天然記念物に指定されていて、志賀山と鉢山とに囲まれた標高1880b地点にあり、大小60あまりの池や沼が点在し、湿原内にはミズバショウ、ヒメシャクナゲ、ミズギク、ワタスゲ、コバイケソウなどが生育し、モリアオガエル、クロサンショウウオなどの生息する学術上貴重な湿原となっている。時期的に花の季節は終わりに近づいているが、それでもイワショウブ、ミヤマシャジン、サワギキョウ、ウメバチソウなどの花々が美を競っている。

 ここで主催者から支給された弁当で昼食にする。タイアップしている地元のドライブインで先程積み込んだばかりの弁当だから、新鮮な長野の味満載でかなり美味い。3個のむすびをあっという間に平らげると、直ぐに腰を挙げ大沼池へと向かう。道はやや荒れた下り道となり、その大半は700段もの歩幅の合わない階段である。

 40分ほど下ると木々の間からコバルトブルーの大沼池が眺められようになってくる。大沼池は10〜15万年前に志賀山が誕生した際にせき止められた池で、周囲5.5`、水深は26bもあり志賀高原最大の池である。神秘的なコバルトブルーの水をたたえているが、硫酸銅を含み強い酸性のため魚類は生息していないという。また、大蛇と中野城主の娘、黒姫との悲恋の伝説も残っている。

 大沼池は赤石山、鉢山、裏志賀山、寺小屋峰と周りをぐるりと山々の緑に囲まれており、まず絵の具を溶かしたような鮮やかな青さの湖面に思わず息をのむ。その色は余りにも神秘的であり、また毒々しくさえある。とても天然の色とは思えない。レストハウス前の砂浜に腰を下ろし煙草を燻らしながら暫し志賀山と大沼池に見入る。

 腰を上げ、湖岸線に沿って池を半周すると池尻に着く。湖岸から間近に眺める池の水は透明度は高いが、生き物の棲息する気配が全く感じられないのは美しい色と相俟ってかなり不気味だ。さあ、ここからはゴールの清水口駐車場目指して黙々と長丁場を歩く最終コースとなる。横湯川の深い渓谷の流れの音を右手に聞きながら約90分歩くとゴールの清水口へ着く。時刻は丁度午後3時。予定より1時間も早いので、周辺の清水公園の湧き水や信州大学の教育園などを散策して時間を潰す。今回のコースは、押し並べて特に難しい岩場や鎖場も無く、心穏やかにのんびり自然と対話しながら歩ける雰囲気の良いコースである。東京からの距離はかなり遠いが、今後私のお気に入りのコースに入れることにしよう。

 さて、帰りのバスは4時に現地を出る。相変わらず添乗員さんの軽妙な話術と気配りで癒される。それと同時に隣り合せとなった初老の紳士が今回「熊」と遭遇したという話を聞き、驚きと同時に自然の脅威を身近に感じる。ところで、今回は日帰りトレッキングではあったが最近に無く充実した山歩きとなった。それも、今回の添乗員さんと運転手さんコンビの軽妙洒脱な対応に負うところが多い。是非またこのコンビに出会えるツアーを期待して次回以降の山登りを計画することにしよう。

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