富士山須走五合目のカラマツとシャクナゲ群生林コース
年月日 2006/07/17(祝)
天候 雨のち曇り(暴風)
場所 静岡県駿東郡小山町
ルート 富士山須走五合目→(90分)→登山道分岐→(30分)→滑沢→(50分)→須走六合目(長田山荘)→(40分)→須走五合目                                  歩行距離(5.00`)、所要時間3時間30分(休憩時間含まず)
その他 梅雨末期の荒天に翻弄された山歩きになりました。雨は大したことありませんでしたが、猛烈な強風の中の砂走りは人間の小ささを身を以って体感できました。コースは須走五合目から六合目方面に向かい、途中から北方向にトラバースするような格好になります。滑沢辺りからUターンして標高を上げ須走六合目に飛び出します。六合目からは40分間の砂走りで五合目まで戻ってきます。経験から、必ずスパッツとタオルとゴーグルは欲しいものです。

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スライドショウの開始
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今回の集合時間は7時半。まだ閑散としている小田急線新松田駅前です。
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途中の道の駅「ふじおやま」から見た箱根連山です。雲がぶ厚くかかっています。
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須走五合目に着きました。標高はピッタリ2000bです。
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東富士山荘横からスタートします。
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ゲートをくぐってさあ登り始めます。
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小さな神社がありました。
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登山の安全を祈願して。
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まだまだ余裕のある歩きです。
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溶岩がゴロゴロしていて歩き辛くなってきました。
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溶岩の山道が終わり、ここから砂礫の山道に入ります。
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カラマツの実...ではありませんね。葉が全然違います。
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山中湖方面を撮ってみましたが、ごらんの有様です。
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途中の岩場で小休止。
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眼前に見えるのは富士山です。頂上はぶ厚い雲に覆われています。
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よく見ると下山中の登山者の列が見えませんか?。
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砂走りを下山中の登山者をUPで。
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登りより長距離の下りの方が案外足に堪えるのです。
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オンタデの花です。砂礫の斜面はほとんどこの花で占領されていました。
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標高差400bを黙々と登っています。
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フジハタザオの花です。
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はてまた何の蕾又は実でしょうか。
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歩き辛い砂礫登りが続きます。
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風が強いので山頂の雲が切れないかと期待はしているのですが。
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反対側の道志山系も曇っています。
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砂礫地を抜け森林に入ると、いきなりギンリョウソウの群生に出会いました。
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森林の中は木々の枝が低く斜めに張り出しているため、非常に歩き辛いのです。
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ミヤマハンショウヅルの花です。
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ゴゼンタチバナの花です。
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滑沢を渡ります。
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これも滑沢。溶岩の流れた後が沢になっているのです。
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シャクナゲは点々と咲いていましたが、群生とまではいきません。
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ミヤマハンショウヅルの花です。日陰に咲いているので見落としがちな花です。
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これもミヤマハンショウヅル。ハンショウヅルの高山種です。
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これはチョッと鮮やかなシャクナゲでした。
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コハマナスの花に良く似ていますガ、タカネバラの花です。
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森林が途切れ須走六合目に飛び出します。
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六合目長田山荘前で小休止。もの凄い風です。はためく旗と斜めに立っている男性でそう分りますね。
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残された時間は後僅か。展望はもう諦めざるを得ません。
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カメラの雨粒、はためく安全旗。急ぎ下りに転じます。
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長田山荘さんです。登山者の貴重な生命線です。これからもお世話になります。
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長田山荘さんの愛犬ハナちゃんです。
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さあ須走下山道を砂走り開始です。かなり斜度があってそれなりにスピードが出ます。
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皆さん下ってきます。この時猛烈な風が吹いているのですが。
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砂払五合目です。砂走りで汚れた体をここで払いなさいということでしょうか。
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どんどん下山してきます。この後猛烈な風でありとあらゆる物が吹き飛びました。
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さあ、最後の下りに腰を上げます。
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終盤に来てやや天気が持ち直し、山中湖が見えるようになってきました。
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この森の中に入ると嘘のように風は収まりました。
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再び古御岳(こみたけ)神社に戻ってきました。無事の下山を感謝して。
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ゴール受付です。
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この東富士山荘で「きのこ汁」をご馳走になりました。
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さあ帰ります。往路は1号車、復路は4号車。私の歩きがのろいということでしょうか。

 先週から梅雨明けを思わせる猛暑が続いていて余り体調は芳しくない。先週の福島猫魔ヶ岳での熱射病的体調を考えるとチョッと不安であるが、今日は標高2000bの富士山須走五合目から六合目までの標高差約450bを登ってみることにする。2000b超の高山のためそれなりに涼しいとは思われるが、日本海側で猛威を奮っていた梅雨前線が今日は南下し、空にはどんよりと雨雲が垂れ込め山上も蒸し暑そうな気がする。しかし、標高が100b上がる毎に気温は0.6℃下がると言われていて、平地が30℃の場合、標高2000bから2500b辺りでは18℃から15℃位まで下がるのが自然の摂理。それなりの準備をして出かけることにしよう。

 今日は小田急電鉄のハイキングイベント「富士山須走五合目のカラ松とシャクナゲ群生林コース」である。小田急線新松田駅に7時半の集合であるので、毎度の如く小田原で朝食を取る時間も無く慌しく目的地へ向かう。新松田駅前で簡単に立ち食い蕎麦でお腹を満たして受付を済ませ、主催者が準備したバスに乗り込み須走五合目を目指して出発する。雨こそ降っていないが、空にはぶ厚い雨雲が垂れ込め、まるで夕方のような薄暗さだ。目的地は標高2000b。もしかしたら雨雲の上からスタートを切れるかと淡い期待を抱きつつ五合目へと向かうこととした。

 到着した標高2000bの須走五合目は、残念ながら辺り一面雨雲で覆い尽されており、富士山の山頂も周辺の山々も全く見渡せない。それよりも強風で体感気温がかなり下がり夏バージョンの服装ではかなり寒い。しかし、ザックの中からジャケットを出すのももどかしく、歩くことによる体温上昇を期待してそのままスタートを切った。

 コースは須走五合目の東富士山荘から古御岳(こみたけ)神社の脇を抜け、ゴツゴツとした溶岩の登山道歩きから始まる。暫く登ると道は溶岩から滑りやすい砂礫へと変ってくる。それ以降は踏ん張りの効かない長丁場の砂礫地歩きとなり、標高差400bを息を切らせながら登り続ける。スタートから90分ほど登ると、コースは方向を北に変え、等高線に沿ってカラ松、ダケカンバの生い茂る森をトラバースする山道に変化する。ここいら辺りからがシャクナゲの群生地らしいが、花の付きが芳しくなく、ここをそれと気付くものは何も無い。コースは道幅が狭く、小枝が随所に張り出し、倒木もあってかなり歩き辛い。若干のアップダウンを繰り返しながら80分ほど歩くのだが、これが案外きつい。他の参加者も話していたが、どうも空気が薄いようである。まるで酸素不足の金魚のように喘ぎ喘ぎ歩いて森林を抜け、やっとのことで須走六合目の長田山荘に飛び出した。

 周りに樹木の少ない裸地の六合目は猛烈な風が吹き荒び、雨も叩きつけるように降りだした。体感気温は更に下がり、私もとうとう雨具を身に着けた。急ぎ水分と煙草を補給すると腰を上げ下りに転じることとした。

 下りは下山道として余りにも有名な須走ルートである。「須走」の地名が下山の際の「砂走り」が由来かどうかは定かではないが、急な砂礫の斜面が遥か彼方まで続いている。足を踏み出す毎にズッポリとくるぶし辺りまで靴が埋まってしまう。おまけに急勾配なので弾みがつくとなかなか制動が効かない。追い討ちをかけるような強風で大人でさえも吹き飛ばされそうである。其々が風に背を向け体を低くして自己防衛をしていた。

 嵐の中の砂礫の下りを約20分間体感し、夏場だけ開設される砂走り五合目の茶店で一服する。強風は更に勢いを増し、一陣の風が茶店の商品やトタン屋根までも吹き飛ばしてしまった。茶店の主人は慣れた手つきで淡々と後片付けをしている。常に自然の脅威と対峙しながら山に暮らす人々の力強さを感じつつ、私は頭のテッペンから靴の中まで砂まみれになりながら最後の下りに腰を上げた。

 最後の歩きは森林の中を歩く。木々に遮られて今までの強風が嘘のように静かだ。彼此20分ほど下ると再びスタート地点の須走五合目東富士山荘の前にゴールする。東富士山荘では参加者全員に「きのこ汁」が振舞われ、温かい味に一同ホッと一息ついた後、三々五々各自帰路のバスで小田急線新松田駅を目指したのだった。

 初めての荒天の中の富士登山。自然から様々なものを学んだ。荒天の砂走りで役に立つものはスパッツ(靴に砂が入るのを防ぐ)、タオル(口や頭を覆って砂が入るのを防ぐ)、そしてゴーグル(目に砂が入るのを防ぐ)が三種の神器。逆に役に立たないものは雨傘(骨が折れてしまう)、帽子(飛ばされてしまう)である。今後の参考にしよう。

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