年月日 2006/05/27(土) 天候 雨 場所 埼玉県大里郡寄居町 ルート 寄居駅→(30分)→大正池→(40分)→鐘撞堂山→(30分)→円良田湖→(30分)→かんぽの宿寄居→(15分)→波久礼駅 歩行距離(9.0`)、所要時間2時間30分(休憩時間含まず) その他 鐘撞堂山は寄居駅北口から大正池経由で林道を進むと登山口が現れます。樹林帯から竹林を抜け、尾根道をたどれば山頂はすぐです。生憎の雨で関東一円を見渡すことはできませんでした。円良田湖は周囲約4kmの人造湖で、この日もヘラブナを求めて太公望で賑わっていました。
これからの時期、雨に祟られる山歩きは避けられないのでしょうね。先々週に引き続き今日の山歩きも雨に祟られてしまいました。今日は秩父鉄道、東武鉄道合同開催のイベント「新緑まばゆい鐘撞堂山(かねつきどうやま)」ハイキングです。
集合場所の埼玉県大里郡寄居駅は東武東上線、秩父鉄道、JR八高線が乗り入れていて交通の便は良いのですが、どの経路で出かけた方がより早くより安く行けるか計算してみます。計算の結果、東武東上線を利用した方が一番早く安く行けることが分りましたが、私は煙草の吸える特急が走っている西武鉄道と秩父鉄道を乗り継いで行くことにします。何の為の計算だったのでしょうか、嗜好品を優先したため運賃は倍になってしまいました(^^;;)。
イベントは寄居駅前を9時半にスタートします。思ったほど雨脚も強くなく雨合羽も傘も差さずに歩みを進めます。寄居町は荒川の流れが山間部の急流から関東平野に流れ出す扇状地の要に鉢形城の城下町として発達した町で、交通の面でも旧秩父往還や釜伏峠越えの要衝として昔から重要な位置にあったようです。現在も都心から70`圏に位置し、関越自動車道花園インターチェンジを玄関口に、国道140号線と254号線、JR八高線・東武東上線・秩父鉄道が結接する交通 の要衝地となっています。
コースは平成6年に新築移転された近代的な寄居町役場の前を通り、車の往来の激しい国道140号線に出ます。国道140号線に沿って暫く歩き、洋服の「青山」横の信号を左折すると天沼川に沿った山里の舗装道路に入ります。更に15分ほど緩やかな坂道を上って行くと「大正池」の畔に出ます。「大正池」は湖畔にベンチもあり、池の回りには転落防止用の柵が張り巡らせてあって、のんびり一羽のアヒルが遊んでいるだけの小さな池ですが、地元の方にとっては農作業に必要な大事な灌漑用の池なのでしょう。
「大正池」を過ぎ暫く進むと徐々に緑が濃くなり鬱蒼とした林道に差し掛かります。穏やかな林道歩きで一息付いていると、勾配がややきつくなり始め、「鐘撞堂山」への登山口が姿を現します。「鐘撞堂山」は戦国時代、敵の襲来を荒川対岸の鉢形城に鐘を突いて知らせたという山で、標高は330.2bという低い山です。山道は時折急な勾配が現れ、それなりに息遣いも荒くなり汗も掻きますが、そう長くは続かないアップダウンで、登山口から30分ほどで容易に頂上に立つことが出来ます。
頂上付近では雨がかなり激しくなってきて私もついに雨合羽の上着だけを身に着けます。晴れていれば関東平野が一望の下に見渡せる筈ですが、当然のことながら今日の天気では眺望は全く望み薄です。木陰で雨宿りをしながら煙草を1本燻らせると直ぐに下りに転じます。
下りはなだらかな尾根道歩きが20分ほど続きますが、時折斜面をトラバースするような細い山道もあり、路面が乾いていれば何の苦も無いのでしょうが、濡れて滑るため案外冷や汗物の山歩きとなりました。
「鐘撞堂山」を中腹辺りまで下ると、ヘラブナ、ワカサギの釣り場として人気がある「円良田湖(つぶらだこ)」の周遊道路に飛び出します。「円良田湖」は昭和30年に潅漑用貯水池として造られた周囲約4`の人造湖で、この雨の中数多くの太公望が釣り糸を垂れています。湖の周りは雑木林になっているため、湖側の展望が案外開けず、ただ黙々と歩みを進めるだけです。
「円良田湖」を半周し、堰堤を下り、最後の急な山道を抜けると左手に「かんぽの宿寄居」が見えてきます。更に「かんぽの宿寄居」前の急な舗装道路を下り、国道140号線沿いに暫く歩くとゴールの秩父鉄道「波久礼(はぐれ)」駅に到着します。今回はどちらかと言えばファミリー向けの短いコースで、おまけに雨のため案外早足になり、お昼前にはゴールしてしまいました。お昼のお弁当を楽しみに歩いてきたハイカーの皆さんも、この雨ではお弁当を広げる場所も無く、波久礼駅のホームで俄かパーティーと洒落込んでいるパーティーもありました。
さあ、このイベントが早く終わったので、私は以前から出向いてみたいと思っていた「長瀞(ながとろ)」にある「花菱草」の群生を急ぎ見に行くことにします。「波久礼駅」から3駅先の「長瀞駅」で途中下車し、歩いて10分ほどの旧新井家住宅、郷土資料館の裏手、野土山のふもと、8000uの丘陵地に向かいます。ここにその群生があるらしいのですが、高台から眺めてみるとまだ花の付きはチラホラの状況で抱いていたイメージとは大きくかけ離れています。時期的に若干早いのでしょうか、残念ながらまだまだ群生とまではいきません。「花菱草」は別名カリフォルニアポピーと呼ばれ、明治の初期に日本に渡ってきた花だそうです。4枚の花弁が菱形に開くことから、ハナビシソウ(花菱草)と呼ばれていて、花の色は、オレンジ色だけでなく、黄色、白、薄紫・赤といろいろあって実に賑やかです。洋風の賑やか過ぎる花は余り好みじゃありませんが、暫しこの丘陵地を歩き回り、初夏の味わいを些か感じて帰路に付いたのでした。
ところで、山歩きが終わった後の反省会は最近自棄酒になっているような気がします。今日も西武秩父駅前のラーメン店と帰りの車中でかなりの量のチューハイを飲み干したようです。目的は山歩きですから些か反省をしないといけませんね。